ようこそ! 鴻巣パンジーテニススポーツ少年団のブログへ

  埼玉県鴻巣市で活動する小学生のソフトテニスクラブです。ソフトテニスを通して子供たちの 健全な心と体を育てることを目的として活動しています。
 詳しくは鴻巣パンジーテニススポーツ少年団のホームページ(http://konosupansy.omegumi.com/)も参照して下さい。
 管理人は将来を担う子供たちの育成ために微力ながらも努力をしていきたいと考えております。
 

2012年7月4日水曜日

グランドストロークのフォーム(その34)

こんにちはぁ、お疲れ様でございます。今日の関東平野は日差しも強く蒸し暑いですね。こうなると管理人はビールや酎ハイが恋しくなってきます。

今日は久しぶりにグランドストロークのフォームに関する話題です。管理人はグランドストロークのフォームに関しましては、下記のこだわりを持って子供たちを指導しております。

1)特に小学生の場合はテイクバック(バックスィング)は大きく取る様にすること(力がない小学生は先ずはボールを遠くへ飛ばすことが大切である)、2)”大きく取る”とはラケットを後ろに引き過ぎるのではなく高さが重要である、右利きの場合は右掌を頭の高さ以上に引くこと=ラケットの位置は後ろではなく前の方、高く振り上げること、3)その際、左背中と左臀部を相手に見せる様に振りかぶること、4)そのためには左足の引き方に注意する、左膝を内側に入れる様な引き方をすると良い、5)ラケットの振り出しからインパクトまでは右肘をたたんで脇を締めること(生卵を右脇に挟む様な感覚)、6)インパクトは身体の中心よりも前方とすること(ボールに差し込まれない)、7)ラケットをフラット面としてインパクトして、その後はしっかりとラケットの面をボールの上に被さる様にしてドライブ回転をかけること、8)インパクトの瞬間まで左膝を充分に曲げること、これによって頭の位置(腰の位置)が上下動することなく安定感の向上が期待できる、9)フィニッシュはラケットが左首に巻き付く様にすること(右手の甲が首にあたる様にする)、10)全体を通して左手は腰の回転を助長する様に使うと良い、11)全体を通して、腰の回転→遅れて右腕を振り出し→更に遅れてラケットが出る様にすること(右腕とラケットはしなる様に使うこと)、12)初心者は膝の高さでインパクトすること(ラケットは縦面で良い、下から上へ振り上げることから覚えていきましょう=アンダーハンドストローク)、13)下から上へしゃくり上げる様な打ち方をマスターした後に(しっかりとドライブ回転をかけられる様になった後に)、打点を高くとる様にする(ラケットは縦面から横面へ)、等々です。先輩指導者各位には賛否両論はあろうかと思いますが、管理人の経験上から得た考え方なので、お許し頂ければ幸いです。

本日は、鴻巣パンジーキャプテンのT.K君(6年生)のフォームを見てみましょう。彼は先日の第33回埼玉県スポーツ少年団小学生ソフトテニス北部地区交流大会に於いて高学年男子の部で優勝しております。彼は当該大会4連覇(3年生、4年生、5年生及び6年生)の記録を作りました。この記録は前人未到、これからも容易に破られることはないと思います。彼の練習態度や試合への臨み方は素晴らしいです。今後も今の自分に満足することなく向上心を持ち続けて、更にステップアップしていって欲しいと期待しております。T.K君のフォームは約7箇月前、昨年の11月に撮影して、グランドストロークのフォーム(その3)で紹介しております。躍動感を感じる大変に良いフォームでしたが、伸び上がる様なフィニッシュ(頭や腰の位置が下から上へ移動する)が気になるところでした。

それではT.K君のグランドストロークのフォームを連続写真で見てみましょう。撮影は、6月30日(鴻巣上谷総合公園第10テニスコート)、管理人がファインダーを覗いて記録に残しました。
 写真1

  写真2

  写真3

  写真4

  写真5

  写真6

  写真7

  写真8

  写真9

  写真10

  写真11

  写真12

  写真13

  写真14

  写真15

 写真 16

  写真17

 写真18

それではT.K君のフォームの良いところを時系列で考察していきましょう。①先ず、ラケットの引き方が最短距離をいっており良いですね(写真1~6)。②左足の引き方も膝をやや内側に向けておりGoodです。③そして右掌が頭よりも高い位置テイクバック出来ていて且つ後ろに引き過ぎておらずGoodです(写真6)。④更に同じ写真に於いて左足の踏み込みも力強く大きく前に出しておりGoodですね。⑤ラケットを振り出した後、右肘を上手に畳んで脇が良くしまっておりGoodです(写真10)。⑥インパクトの瞬間、ラケットの面がフラットになっており、更に身体の前方でボールを捕らえておりGoodです。⑦フィニッシュは右手甲が左首にあたりラケットが巻き付く様になっており、更に腰も回りきっておりOKですね。
気になる事項が1つあります。それはインパクトに向けて頭の位置が下から上に移動していることです。約7箇月前の以前に比べればその上下動も大分抑えられて良くなっておりますが・・・。頭が上がっていくに連れて腰の位置も上昇しております。写真6から13に頭の位置に横線にてマークしました。左足を踏み込んでボールを呼び込む姿勢は膝も曲り重心も低くなっておりますが、インパクト時には腰がフワっと浮き上がり、頭の高さも上昇しているのが解るかと思います。これを解決するためには、インパクトの瞬間に更に左膝を曲げることだと思います(写真12)。下半身の柔軟性と一貫して重心を低くすることで頭の上下動を抑制することが出来ます。頭の上下動(管理人は腰の上下動と解しています)は、極力回避した方が安定感が増します。即ちネットやアウトのミスが減ります。頭の位置は後ろから前にスライド移動するのはOKです。ヨネックスの逢野祐子先生もこのことをアドバイスされていましたね。逢野祐子選手(ヨネックス)のフォアハンドストロークの教え(その2)を参照して頂ければ幸いです。

復習の意味で、上記の連続写真をスライドショーに致しました。また別の角度から撮った写真もスライドショーにしております。下記に掲載致しますのでご覧になって下さいね。


人間は向上心を持ち続けることが大切です。人間は決して完成形に至ることはないのです。それはスパイラルステップス(螺旋階段)を昇るが如く、一歩一歩を噛み締めながら成長していくものなのです。皆んなで前進を続けましょう! T.K君も更に高いレベルを目指した頑張ろうね!

『永久の未完成 これ完成なり』
『努力に勝る才能なし!』

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